国家試験に出題される疾病や障害をまとめました。
三大疾病
日本人の死因の上位を占める、悪性新生物、心疾患、脳血管疾患は三大疾病と呼ばれますが、人口動態統計によると近年の日本人の死因は、
1位:悪性新生物(がん)
2位:心疾患
3位:老衰
4位:脳血管疾患
5位:肺炎

ただし、年齢別に見ると、若年層の死因1位は「自殺」になっています。

悪性新生物(がん)
がんの部位別に見ると、死亡率は以下の通りです。
1位:肺がん
2位:大腸がん
3位:胃がん
1位:大腸がん
2位:肺がん
3位:膵臓がん


胃がんは減少傾向にあるね。ピロリ菌とか原因が特定されてきてるからね。
死亡率では男性1位「肺がん」女性1位「大腸がん」だけど、罹患率では男性1位「前立腺がん」女性1位「乳がん」だから混同しないようにね。
肺炎
死因第5位の肺炎は、原因菌として肺炎球菌が最も多い点は覚えておきましょう。
障害
身体障害、精神障害、知的障害がいわゆる三障害と呼ばれますが、一般的に発達障害は精神障害に含まれます。
身体障害
身体障害者福祉法には、身体障害者手帳の交付対象となる身体障害として以下の種類が定められており、その程度によって詳細な等級が決まります。
<身体障害者手帳の交付対象>
① 視覚障害
② 聴覚又は平衡機能の障害
③ 音声機能、言語機能又はそしゃく機能の障害
④ 肢体不自由
⑤ 心臓、じん臓又は呼吸器の機能の障害
⑥ ぼうこう又は直腸の機能の障害
⑦ 小腸の機能の障害
⑧ ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害
⑨ 肝臓の機能の障害

⑤、⑥、⑦、⑧、⑨は内部障害だね。
⑧免疫機能障害の中でもヒト免疫不全ウイルス(HIV)によるものが対象だよ。白血病などの免疫機能障害は対象じゃないよ!
精神障害
精神障害には、統合失調症、気分障害、高次脳機能障害などがあります。
統合失調症
統合失調症では陽性症状(幻覚、妄想、精神運動興奮、昏迷など)と陰性症状(抑うつ、無気力、ひきこもり、倦怠感、感情の平板化)があります。陽性症状としては、考えがまとまらない滅裂思考、思考の進行が急に停止する思考途絶、体に実際に感じる体感幻覚、自分の意思に反して誰かに考えや体を支配され操られていると感じる作為体験、考えていることが声となって聞こえてくる考想化声、自分の考えが他者に筒抜けになっていると感じる考想伝播、自分の考えが抜き取られて消えたように感じる考想奪取、などがあります。

考想化声、考想伝播、考想奪取、作為体験などはシュナイダーの一級症状と呼ばれていて、下ででてくる一次妄想とシュナイダーの一級症状があれば、統合失調症を真っ先に疑うべきだよ。
DSM-5では、以下のような診断基準となっています。
以下のうち2つ(またはそれ以上)、おのおのが1か月以上(または治療が成功した際はより短い期間)ほとんどいつも存在する。これらのうち少なくとも1つは(1)か(2)か(3)である。
(1)妄想
(2)幻覚
(3)まとまりのない発語(例:頻繁な脱線または滅裂)
(4)ひどくまとまりのない、または緊張病性の行動
(5)陰性症状(情動表出の減少、意欲欠如)
気分障害
双極性障害(躁うつ病)
双極性障害の症状は、気分の落ち込み(うつ病)と気分の高揚(躁病)があります。躁病では気分の高揚やイライラ、自尊心の肥大により誇大妄想に発展することもあります。話が止まらなくなったり、アイデアが次々と浮かんで会話としてのまとまりのない観念奔逸という状態もあります。
うつ病
うつ病の症状には3種類の微小妄想(自分を実際より低く評価し劣っていると思い込む妄想)があり、健康に不安感を抱く心気妄想、自分が行ったことを罪だと考える罪業妄想、お金に不安を抱く貧困妄想、の3種類があります。
このような3種類の妄想は、原因が部分的にでも特定できるので二次妄想と呼ばれます。一方で一次妄想はその原因が特定できない統合失調症に見られるような妄想(妄想知覚、妄想着想、妄想気分)です。

躁うつ病とうつ病は全く違うよ。躁うつ病のほうが自殺の危険性も高いし。
高次脳機能障害
高次脳機能障害は、事故等で脳の器質的病変があり、記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害などの認知障害によって日常生活や社会生活に制約が出てきます。失語、失行、失認などの症状があります。
発達障害
自閉スペクトラム症(ASD)
自閉スペクトラム症(ASD:Autism Spectrum Disorder)の症状は、目と目が合わない、笑いかけてもほほえみ返さない、言葉の発達が遅い、こだわりが強い、感覚の過敏さがあるなど幼少期から見られ、多くの場合3歳までに診断されます。相手の気持ちを理解することが苦手で、知的障害を伴うことが多いです。
注意欠如・多動症(ADHD)
注意欠如・多動症(ADHD:attention-deficit/hyperactivity disorder)の症状は、主に注意を持続したり集中したりすることが困難な場合もあれば、過剰に活動的で衝動的な場合もあり、その両方がみられる場合もあります。多くは4歳までに気づかれ、12歳までにはほぼ明らかになります。小児の5~15%がADHDと推定されており、男児に2倍多くみられます。
限局性学習症(SLD)
限局性学習症(SLD:Specific Learning Disorder)は、知的発達の遅れはなく、見る・聞く能力はあるのに学習に必要な特定の機能(読む・書く・聞く・話す・計算する・推論する)の、習得と使用に困難がみられる状態です
難病
難病は、以下の4つの条件を満たしている疾患です。
・治療方法が確立していない
・希少な疾患
・長期の療養を必要とする
このうち、さらに以下の2つの条件を満たす難病を指定難病と呼び、医療費助成の対象となります。
・客観的な診断基準(またはそれに準ずるもの)が成立している

障害者総合支援法では、三障害に加えて難病の方も対象となりましたが、この場合は「発病の機構が明らかでないこと」と「患者数が一定の人数(人口の0.1%程度)に達しないこと」は条件に含まれません。

つまり、障害者総合支援法では、より広範囲の難病の方を対象にしてるんだね。
指定難病
指定難病は300以上ありますが、いくつか知っておきましょう。
パーキンソン病
パーキンソン病は、黒質のドパミン神経細胞の変性を主体とする進行性変成疾患です。4大症状として安静時振戦、筋強剛(筋固縮)、無動・寡動、姿勢反射障害があります。
筋萎縮性側索硬化症(ALS)
筋萎縮性側索硬化症(ALS:Amyotrophic Lateral Sclerosis)は、運動をつかさどる神経(運動ニューロン)が主に障害されて、筋肉が衰えていく進行性の疾患です。
脊髄小脳変性症
脊髄小脳変性症は、起立や歩行がふらつく、手がうまく使えない、喋る時に口や舌がもつれるなどの運動失調症状をきたす変性による病気の総称です。3分の1が遺伝性です。
筋ジストロフィー
筋ジストロフィーは、骨格筋の壊死や再生を主病変とする遺伝性筋疾患の総称で、ジストロフィン異常症(デュシェンヌ型/ベッカー型筋ジストロフィー)、肢帯型筋ジストロフィー、顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー、エメリー・ドレイフス型筋ジストロフィー、眼咽頭筋型筋ジストロフィー、福山型先天性筋ジストロフィー、筋強直性ジストロフィーなど様々な病型があります。
過去問
第33回 問題4
日本におけるがん(悪性新生物)に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。1 近年において、がんは死因の第2位となっている。2 がんと食生活は関係がない。3 早期発見を目的とするがん検診は、がんの一次予防である。4 近年の傾向として、胃がんの「死亡率」は低下している。5 がんの治療は、手術療法に限られる。
(注)「死亡率」とは、年齢構成を基準人口で調整した「年齢調整死亡率」を指す。
1 近年において、がんは死因の第2位となっている。
誤りです。がんは日本人の死因第1位になっています。
2 がんと食生活は関係がない。
誤りです。がんと食生活は大いに関係があります。
3 早期発見を目的とするがん検診は、がんの一次予防である。
誤りです。早期発見は2次予防です。
4 近年の傾向として、胃がんの「死亡率」は低下している。
これが正解です。
5 がんの治療は、手術療法に限られる。
誤りです。がんの治療は、手術、抗がん剤、放射線などがあります。
第37回 問題4
難病に関する次の記述のうち、正しいものを2つ選びなさい。
1 発病の機構が明らかでない疾患であることは、「指定難病」の要件の一つである。
2 「指定難病」では、客観的な診断基準が定まっている。
3 「指定難病」の患者数は我が国において人口の1%程度に達する。
4 「障害者総合支援法」の対象疾患は、「指定難病」より対象範囲が狭い。
5 小児の難病については、法律に基づく難病対策はない。
1 発病の機構が明らかでない疾患であることは、「指定難病」の要件の一つである。
正しいです。
2 「指定難病」では、客観的な診断基準が定まっている。
正しいです。
3 「指定難病」の患者数は我が国において人口の1%程度に達する。
誤りです。人口の0.1%程度です。
4 「障害者総合支援法」の対象疾患は、「指定難病」より対象範囲が狭い。
誤りです。障害者総合支援法の対象疾患の方が対象範囲が広いです。
5 小児の難病については、法律に基づく難病対策はない。
誤りです。小児慢性特定疾病対策があります。
第36回 問題3
次のうち、身体障害者手帳の交付対象となる内部障害として、正しいもの
を 1 つ選びなさい。
1 視覚障害
2 そしゃく機能障害
3 平衡機能障害
4 ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害
5 体幹機能障害
選択肢4が正解です。
第30回 問題5
肢体不自由となる疾患に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。1 デュシェンヌ型筋ジストロフィーでは、呼吸困難が初発症状である。2 筋萎縮性側索硬化症( ALS )は、運動失調を主体とする変性疾患である。3 脊髄損傷では、排尿障害が起こりやすい。4 分娩時の高酸素血症は、脳性麻痺の原因となる。5 遺伝性の脊髄小脳変性症では、歩行障害は起こらない。
1 デュシェンヌ型筋ジストロフィーでは、呼吸困難が初発症状である。
誤りです。デュシェンヌ型筋ジストロフィーでは、呼吸困難は末期症状です。
2 筋萎縮性側索硬化症( ALS )は、運動失調を主体とする変性疾患である。
誤りです。ALSは運動失調が主体ではなく、筋力低下から麻痺をきたす進行性の疾患です。
3 脊髄損傷では、排尿障害が起こりやすい。
これが正解です。
4 分娩時の高酸素血症は、脳性麻痺の原因となる。
誤りです。高酸素血症ではなく低酸素血症です。
5 遺伝性の脊髄小脳変性症では、歩行障害は起こらない。
誤りです。脊髄小脳変性症では、歩行障害のような運動失調症状をきたします。
第36回 問題5
パーキンソン病の原因と症状に関する次の記述のうち、正しいものを 2 つ
選びなさい。
1 小脳の異常である。
2 脳内のドーパミンが増加して発症する。
3 安静時に震えが起こる。
4 筋固縮がみられる。
5 大股で歩行する。
選択肢3と4が正解です。パーキンソン病の四大症状としては、安静時振戦、筋強剛(筋固縮)、無動・寡動、姿勢反射障害が見られます。
第35回 問題6
事例を読んで、Aさんの症状として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。
〔事 例〕
Aさん(55 歳)は、出勤途中に突然歩けなくなり、救急病院に運ばれた。脳梗塞と診断され、治療とリハビリテーションを受けたが、左の上下肢に運動麻痺が残った。左足の感覚が鈍く、足が床についているかどうか分かりにくい。歩行障害があ
り、室内は杖歩行又は伝い歩きをしている。呂律が回らないことがあるが、会話、読み書き、計算は可能である。食事は右手で箸を持って問題なく食べることができ
る。尿便意はあるが、自分でトイレに行くのが難しいため、間に合わず失禁するこ
とがある。
1 失語症
2 対麻痺
3 感覚障害
4 嚥下障害
5 腎臓機能障害
選択肢3が正解です。感覚障害は、感触や温感、痛みの感覚が鈍くなる障害です。
第33回 問題11
発達障害に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 限局性学習症( SLD )は、全般的な知的発達に遅れが認められる。2 自閉スペクトラム症( ASD )は、通常、6歳以降に発症する。3 自閉スペクトラム症( ASD )は、知的障害を伴わないのが特徴である。4 自閉スペクトラム症( ASD )と注意欠如・多動症( ADHD )の両方が併存することがある。5 注意欠如・多動症( ADHD )は、男児よりも女児の方が有病率が高い。
(注)選択肢に使われている診断名に係る用語は、「精神疾患の診断・統計マニュアル( DSM-5 )」に基づく。
1 限局性学習症( SLD )は、全般的な知的発達に遅れが認められる。
誤りです。SLDでは知的発達の遅れは見られず、読み書きなどの学習に関わる障害があります。
2 自閉スペクトラム症( ASD )は、通常、6歳以降に発症する。
誤りです。ASDでは発症時期は明確ではありませんが、好発年齢としては乳幼児期が多いです。
3 自閉スペクトラム症( ASD )は、知的障害を伴わないのが特徴である。
誤りです。ASDでは知的障害を伴うことが多いです。
4 自閉スペクトラム症( ASD )と注意欠如・多動症( ADHD )の両方が併存することがある。
正しいです。
5 注意欠如・多動症( ADHD )は、男児よりも女児の方が有病率が高い。
誤りです。ADHDは男児の方が有病率が高いです。
第36回 問題5
自閉スペクトラム症(ASD)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。1 成人になってから発症する。2 こだわりは強くない。3 幻覚がみられる。4 常同的な行動は認められない。5 相手の気持ちを理解することが苦手である。
選択肢5が正解です。
第35回 問題7
注意欠如・多動症(ADHD)に関する次の記述のうち、最も適切なものを
1 つ選びなさい。
1 学童期の有病率はおよそ 20 %とされている。
2 多動性の症状は、青年期及び成人期には改善することが多い。
3 学校での症状が主であり、家庭では症状がみられないことが多い。
4 精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM-5)では、4 歳以前に症状があること
を診断基準としている。
5 治療としては、薬物療法が第一選択となることが多い。
1 学童期の有病率はおよそ 20 %とされている。
誤りです。ADHDの学童期の有病率は5~15%程度です。
2 多動性の症状は、青年期及び成人期には改善することが多い。
正しいです。
3 学校での症状が主であり、家庭では症状がみられないことが多い。
誤りです。家庭においても見られます。
4 精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM-5)では、4 歳以前に症状があること
を診断基準としている。
誤りです。DSM-5では12歳までに症状が現れるとされています。
5 治療としては、薬物療法が第一選択となることが多い。
誤りです。ADHDの治療は、薬物療法も併用されることはありますが、一般的には行動療法や社会生活技能訓練(SST)、カウンセリング等の心理社会的な治療が優先されます。
第30回 問題6
精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM-5)において、「統合失調症」と診断するための5つの症状に含まれているものはどれか。正しいものを1つ選びなさい。
1 まとまりのない発語
2 観念奔逸
3 強迫行為
4 抑うつ気分
5 不眠または過眠
選択肢1が正解です。選択肢2の観念奔逸は躁状態に見られます。
第34回 問題5
次のうち、双極性障害の躁状態に特徴的な症状として、最も適切なものを
1 つ選びなさい。
1 体感幻覚
2 作為体験
3 日内変動
4 誇大妄想
5 思考途絶
1 体感幻覚
誤りです。これは統合失調症の症状です。
2 作為体験
誤りです。これは統合失調症の症状です。
3 日内変動
誤りです。これはうつ状態の症状です。
4 誇大妄想
これが正解です。
5 思考途絶
これは統合失調症の症状です。
第33回 問題5
障害に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1 後天性免疫不全症候群による免疫機能障害は、内部障害に該当しない。
2 「難病法」で定められた指定難病疾患の全てに、身体障害者手帳が交付される。
3 外傷性脳損傷による注意力の低下は、高次脳機能障害の症状の一つである。
4 一つの疾患から、複数の身体機能の障害を来すことはない。
5 糖尿病による視覚障害では、身体障害者手帳を取得できない。
(注)「難病法」とは、「難病の患者に対する医療等に関する法律」のことである。
1 後天性免疫不全症候群による免疫機能障害は、内部障害に該当しない。
誤りです。身体障害者福祉法に規定される内部障害に該当します。
2 「難病法」で定められた指定難病疾患の全てに、身体障害者手帳が交付される。
誤りです。指定難病患者の全てに身体障害者手帳が交付されるわけではありません。
3 外傷性脳損傷による注意力の低下は、高次脳機能障害の症状の一つである。
正しいです。高次脳機能障害の症状は、記憶障害、注意・情報処理障害、遂行機能障害などがあります。
4 一つの疾患から、複数の身体機能の障害を来すことはない。
誤りです。一つの疾患から複数の身体機能の障害を来すことがあります。
5 糖尿病による視覚障害では、身体障害者手帳を取得できない。
誤りです。身体障害者福祉法に規定される視覚障害の基準を満たせば身体障害者手帳を取得でき、その原因は問われません。
第31回 問題6
障害に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。1 遂行機能障害は、高次脳機能障害に含まれる。2 白血病による免疫機能障害は、身体障害者福祉法の内部障害に含まれる。3 先天性の疾患は、聴覚障害の原因疾患に含まれない。4 脳性麻痺は、身体障害者福祉法の肢体不自由の原因疾患に含まれない。5 糖尿病の合併症は、視覚障害の原因疾患に含まれない。
1 遂行機能障害は、高次脳機能障害に含まれる。
正しいです。
2 白血病による免疫機能障害は、身体障害者福祉法の内部障害に含まれる。
誤りです。身体障碍者福祉法の内部障害に含まれるのは白血病の免疫機能障害ではなく、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害(HIV)です。
3 先天性の疾患は、聴覚障害の原因疾患に含まれない。
誤りです。先天性の疾患も聴覚障害の原因疾患に含まれます。
4 脳性麻痺は、身体障害者福祉法の肢体不自由の原因疾患に含まれない。
誤りです。脳性麻痺も身体障害者福祉法の肢体不自由の原因疾患に含まれます。
5 糖尿病の合併症は、視覚障害の原因疾患に含まれない。
誤りです。糖尿病性網膜症は視覚障害の原因疾患です。
第37回 問題5
肺炎に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 市中肺炎の起因菌は肺炎球菌が最も多い。
2 誤嚥性肺炎は若年者に多い。
3 口腔ケアによって増悪する。
4 経皮的酸素飽和度(SpO2)が上昇する。
5 肺炎の診断には発熱が必須である。
選択肢1が正解です。起因菌はインフルエンザ菌、黄色ブドウ球菌など様々ありますが、最も多いのは肺炎球菌です。
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次は、WHOや健康日本21などの「健康関連」について。
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