社会福祉士国家試験、不合格だった方へ。
しばらく辛いですが、1~2か月経って新緑の季節になれば、再び歩き出すことができます。
次へ繋げるために、必ず以下のことを確認してください。
この不合格を無駄にしないために。
不合格原因の分析
体調不良などの突発的原因を除けば、不合格原因は3つ。
・集中力が継続しない
・そもそも解き方が間違っている
そもそも解き方が間違っていなかったか?
問題の解き方は消去法が基本です。
「絶対に間違い」と確信できる選択肢を消していく、これが正しい解き方です。
最終的に正解と思える選択肢にたどり着けなくても、1つでも選択肢を消去できれば正解確率は上がりますから、例えば選択肢を2つまで絞れた問題が2問あれば、それで確率的には1問正解できるわけです。
1つ1つの問題を、確実に消去できる選択肢を消して残った選択肢の中から最も正しいと思える選択肢を選ぶ、これをひたすら繰り返していくのみです。
数字が入っている選択肢や「限定されている」等の表現のある選択肢は間違い選択肢になりやすいという知識も役に立つかもしれません。
集中力は続いていたか?
多くの受験生は、勉強不足だけが原因で不合格だったと考えがちなのですが、実は集中力が続かなかったことが原因の何割かを占めていることが多いです。
以下の内容をチェックしてみましょう。
・「2つ選択問題」に1つしか選んでいない
・時間が足りず最後まで解答できなかった
「2つ選択問題」に1つしか選んでいないような問題が1問でもあればダメですし、時間が足りないなどは論外で、勉強不足以前の問題です。
また、試験中にもっとよく考えていれば解けていたのにと思えるような問題も、あってはなりません。
以下の問題、初見で解けますか?
第32回 問題8
次のうち、馴化(じゅんか)による行動の記述として、適切なものを1つ選びなさい。
1 同じ大きな音が繰り返されるにつれて、驚愕(きょうがく)反応が小さくなった。
2 乳児に新しいおもちゃを見せたら、古いおもちゃよりも長く注視した。
3 まぶたにストローで空気を吹き付けると、思わずまばたきした。
4 食あたりした後に、その食べ物を見るだけで吐き気がするようになった。
5 うまくできたら褒めることで、ピアノの練習に取り組むようになった。
「馴化」というワードを勉強したことのある受験生はほとんどいなかったでしょうが、少し考えれば「馴れる」という意味だと気づくので、正解は選択肢1だと分かるでしょう。
勉強した内容が活きる問題ばかりではないということです。
試験中は、2時間以上も常に以下の4つのことを同時に考え続けなければなりません。
・「2つ選択問題」かどうか
・マークシートに記入してから次に進む
・時間のチェック
実際の試験では、ページをめくったり鉛筆が転がったり、前の席の受験生の咳が気になったり、集中力を削ぐ要因が溢れています。
そんな中で時間に追われながら、これらができていましたか?
まずは「2つ選択問題」が全て2つ選択できていたかどうか、出来ていなかったのなら、それは集中力の持続力不足である可能性があります。
ただし時間については、やはり、しっかり学習していた人が素早く解答できるという点でも、学習量の多い人ほど有利でしょう。
最後に
不合格を経験した方は、その経験を無駄にしないよう、しっかりと原因分析してください。
集中力が持続せずに不合格だった方は、「勉強以外で取組んでほしい3つのこと」を読んでみましょう。
単に、勉強不足で不合格だったなら、あとは当ブログの記事をひたすら読むだけで合格できます。
福祉三法から勉強をスタートさせましょう。
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