社会福祉士国家試験 合格体験記

社会福祉士 合格体験記 受験生へ
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福祉の世界で働き始めて10年目。

福祉関係資格の最高峰である社会福祉士国家資格を目指すことにしました。

介護の仕事していた私は仕事をしながら受験資格を得るために養成校を卒業し、その後の受験勉強から合格するまでの2年間はホントにたいへんでした。

夜勤の翌日に勉強したり、レポートを徹夜で仕上げたり・・・もう二度とやりたくないです。

それでもどうやって乗り越えられたか、3カ月の勉強でどうやって合格できたか、そのノウハウの全てを記します。

養成所入学から卒業まで

社会福祉士養成所に入学したのは2018年5月、平日は介護の仕事をしながらレポートを提出したりスクーリングに通ったり、必死の思いで卒業にこぎつけたのは2019年10月。

32本のレポートを提出し、3日間のスクーリングを年1回(計2回)出席して卒業に至りました。

この時点で国家試験を3か月後に控えているのに、卒業できたことに安堵しのんびりとしていました。

この時には国家試験の試験勉強に何カ月くらい必要かも把握しておらず、勉強を始めたのは11月も半ばになったころ、ここまで勉強と言えば養成所のレポートを提出するためにググったりして調べた程度です。

巷では模擬試験や受験対策講座が行われているのを気にしながら、それでも自分はそんなものなくても合格できると、過去の大学合格の経験だけで安易に考えていました。

試験3か月前

社会福祉士養成所を卒業するのが10月末なので、卒業した時点で試験3カ月前です。

だらだらとしながら、結局、過去問を解き始めたのが試験2カ月半前。

他の受験生は模試を受けたり夏期講習に参加していたりと、私はかなり出遅れていることをこの時点で気づきます。

過去問を解いてみて焦りました。

「まったくわからん・・・」

専門用語もわかりそうでわからない。

コーピング、ソーシャルキャピタル、ノーマティブニード・・・

ホントに分かりそうで分からない単語ばかり。

とにかく1問解くのにやたら時間がかかる・・・焦る・・・

全ての選択肢を完全に理解するという進め方でとても時間がかかり、3年分やっと解き終わったのが12月末。

それでも1問1問しっかり理解して進めたので知識は溜まりました。

そしてもう一周。

最初の1周目に得た知識の定着を図り、覚えにくい内容をメモに書きだす作業。

これが終われば過去問は要済み。

過去問を解く目的は、問題になれる事と似た問題が出題された時に正解出来る事の2点なので、3周以上やり込む意味はないと思います。

試験1か月前

そして年明け1月から正月返上で予想問題をひたすら解いていきました。

1月末までに3回分の予想問題を解き終わりました。

過去問3年分をしっかり理解して解けていれば、予想問題もまあまあスラスラ解けるようになっています。

それでも漏れている知識を漏らさず拾い、これまで定着させてきた知識が補強されるのを感じながら解いていきました。

過去問3年分と予想問題3年分、それから養成所に通っていたころに支給された予想問題1年分をしっかり理解して解き終わったのが1月半ば、この時点での合格率は70~80%程度だったと思います。

現役生は試験当日まで伸びますから、残りの半月で合格率95%くらいまで上げていくことを考えました。

そのためにこれまでつけてきた知識をまとめようと、各分野を俯瞰した内容を図式化していきました。

それがこのサイトの各記事に使用している図です。

この図を作る事で頭が整理され記憶が定着し、さらに抜けている知識もよくわかり理解も深まりました。

試験3日前

試験直前までの約3カ月間は、学習していく中で、合格だけを目的とした学習ではなく、合格した後、社会福祉士として働く際に本当に活きる知識を身に着けていく学び方で進めてきました。

最初はとりあえず合格すればいいと考えて始めた試験勉強でしたが、なぜか自然とそんなスタイルになっていました。

しかし試験3日前には「とにかく合格だけを目的に」と割り切って考えるようにしました。

合格しなければ何も始まりませんし、合格してなんぼの世界ですから。

なので試験でしか役に立たない受験テクニック的なことも一通り頭に入れながら最後の3日間、知識を詰め込みました。

健康に気を使って食べる量を減らしながら、試験当日の10:00に合わせて勉強することも始めました。

試験当日に電車内で勉強できるペーパーを作成します。

なかなか覚えにくい人物とか意味の分かりにくいワードとかを整理して試験直前に見て詰め込めるためのペーパーです。

そんなこんなであっという間に試験前日になり、直前まで知識を詰め込みながら鉛筆、消しゴム、時計、受験票の準備をして22:00には就寝しました。

試験当日

7:00起床。

朝食は摂らず(重要)。

身支度をはじめます。

コップ1杯の白湯を飲んで改めてこの日までよく頑張ってきたと自分に言い聞かせます。

7:30自宅出発

試験会場に向かう電車内で作っておいたペーパーを見て直前暗記。

日曜日なので電車内に人は少なく、勉強しやすいです。

9:00試験会場到着

私は京都のみやこめっせで受験しました。

会場内は温かく、快適でした。

9:10トイレへ

女性トイレは込み合っているのでたいへんだなーと思いながら用を足しました。

9:20午前の試験の説明開始

緊張が高まってきます。

9:30回答用紙配布

回答用紙配布と同時に順次、顔写真との照合がはじまり、マスクをしている人はマスクを下げて顔を確認されました。

9:40試験問題配布

試験問題が配布されると1ページ目を開けてマークシートへの記入の仕方が説明されますが、1ページ目を開けると2ページ目以降の問題が透けて見えます。

試験問題

この間に問題を把握し考えておくことができます。

私も試験開始前に3問の内容を把握でき、試験開始と同時に回答することができました。

9:55試験開始直前

改めて2問選択問題があることを意識し、静かに待ちます。

10:00午前の試験開始

事前に透けて見えた問題を即座に回答しつつ、開いたページの全問題のうち 2つ選択問題をマルで囲むようにしました。

このやり方はページをめくるごとに行い、 2つ選択問題であることを見落とさないようにしました。

正解だと思う選択肢に〇をつけ、マークシートは1問解くごとにマークし、分からない問題も正解と思う選択肢に〇をつけて必ずマークシートも塗りつぶしました。

分からない問題をマークせず飛ばしてしまうと、それ以降の問題のマークが1つずつずれてしまう恐れがあるからです。

試験終了直前にマークがずれていることが分かっても修正が間に合いませんので悲惨です。

そのかわり分からない問題は、問題用紙に大きく「×」を記入し、全て解き終わった後に戻ってきて考え直すことにします。

とにかく1問ごとに必ずマークすること、 2選択問題は2つマークすることを忘れないことを意識しながら解きました。

時間はあっという間に過ぎていきます。

11:40全問題を解き終わる

試験終了の30分以上前に問題を解き終わりましたので再度最初から 2つ選択問題のマーク漏れがないかなどをチェックしていきました。

わからなくて「×」を付けた問題を考え直しながら、選んだ選択肢とマークが一致しているかもチェックしていきます。

12:15試験終了

試験官の「終了!」の大きな声にビクッとしました。

無事に午前の試験が終了しました。

かなりの手ごたえがあり、答え合わせをしたい衝動にかられましたが我慢。

午後の試験13:45まで、作成しておいたペーパーを使って暗記を繰り返します。

13:20午後の試験の説明開始

午前と同じく、透けて見える問題を考えながら試験開始を待ちます。

13:45午後の試験開始

午前と同じように解いていきます。

まったく疲れず集中力が持続している自分に心地よさを感じながら、調子よく問題を解いていきます。

15:30試験終了

午前の試験終了時に試験官の声にびっくりしたので、今回は試験官を見ながらいつ言うんだと気にしていました。

無事終了。

午後の内容もかなり手ごたえあり。

合格を確信するには至りませんでしたが、ゴキゲンで帰路につきました。

帰りの電車内で合格速報などを確認しましたが、ほぼ合格を確信しました。

後日の正確な自己採点で120点位取れていたので安心しました。

合格発表

試験から1か月以上も待たされての合格発表の日。

ネットで受験番号探して、自分の番号を見つけました。

合格を確認していたものの、正直ホッとしました。

合格発表の数日後、自宅に合格通知が郵送されてきました。

合格証書

さらに、点数の内訳まで添付されていました。

点数

自己採点結果とほぼ同じ117点でした。

合格ラインが88点でしたので余裕の合格です(合格率は29.3%)。

3カ月で合格できたのはかなり効率のいい勉強法だったと思いますので、そのノウハウをこのサイトでお伝えしたいと思っています。

振り返って

ここ最近の国家試験は「勉強した人だけが解ける問題」が多くなってきていますので安心して学習に励んでください。

今回の第32回の国家試験では、「勉強した人だけが解ける問題」は150問中90問程ありました。

実際3カ月間の学習で得た知識によって確実で解けた問題は90問だったということです。

ちょうど6割です。

しかしそれ以外の問題も、学習で得られた知識を使って選択肢を絞り込める問題がほとんどです。

つまり「勉強してもしなくても解ける問題」とか「勉強しても解けない問題」のような悪問はほとんどないということで、しっかり努力した人だけが合格できる試験内容になっているといって良いと思います。

ちなみに私が受験した第32回の国家試験で、勉強しなくても解けてしまう悪問は以下のような問題です。

第32回 問題31
社会保障審議会福祉部会に設置された福祉人材確保専門委員会の「ソーシャルワーク専門職である社会福祉士に求められる役割等について」(2018年(平成30年))に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 社会福祉士には、地域課題の活動の拠点となる場づくり、ネットワーキングなどを通じて、地域住民の活動支援を行うことが求められている。
2 地域住民が主体的に地域課題を把握して解決を試みている場合は、社会福祉士はそれを見守ることに専念する。
3 地域課題の解決に必要な新たな社会資源の創出は、社会福祉士の専権的な職務である。
4 地域で表出されにくいニーズの発見は、民生委員に一任する。
5 社会福祉士は、地元の商店や営利企業との連携を控えることとされている。

全く勉強していなくても、選択肢1が正解であることは明らかですよね。

他の選択肢は極端な表現がなされていて削除できてしまいます。

選択肢1しか残りません。

国家試験受験に当たって学習した知識はとても意味のあるもので、これから20年以上この業界で働く中で必要な知識のほぼ全てを、この3カ月弱で得た気がしています(上のような悪問を解くために勉強したのではないと強く思います)。

このブログの記事も実はこの受験勉強3カ月間で全て書き上げました。

知的障害福祉の世界で働く私が、高齢者福祉も児童福祉も、外国の福祉も勉強して本当に意味があるのかと思いながらでしたが、全てこの仕事のベースとなり自分の仕事に自信が持てるようになりました。

本当に受験して良かったと心から思っています。

そして、最後に1つだけ。

社会福祉士の受験は、学習量だけが重要なのではなく、試験当日に2時間以上集中し続ける体力も併せて必要です。

この体力があれば他の受験生よりかなり有利に試験を進められます。

なぜなら社会福祉士国家試験は時間との闘いだからです。

1問当たり1分少々で解いていかなければなりません。

受験生の中には、集中力が最後まで続かず、普通に考えれば解けていたはずの問題を間違えたり、最後まで問題を解く時間がなかったり、疲れてケアレスミスをしたり、2つ選ぶ問題を1つしか選ばなかったり、とにかく集中力が続いていれば獲得できていたはずの得点を多くの受験生は落としてしまいます。

これをなくすことで他の受験生に差をつけられます。

では私は具体的に何をしたか。

その内容を以下の記事に書いています。

社会福祉士国試 合格するために学習以外で取り組んでほしい3つの事
社会福祉士国家試験の合格を目指して日々勉強に励んでおられる方へ、毎日の学習は重要ですが、それ以外に合格率を上げるために有効なことを3つご紹介します。心からオススメしますので、ぜひ取り組んでみてください。他の受験生と学習以外...
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社会福祉士国試 3カ月で合格できる覚え方

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