【バーンアウト】燃え尽き症候群3つの症状

バーンアウトってわかっているようで、いざ出題されるとけっこう難しかったりします。

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バーンアウトとは

バーンアウトは別名「燃え尽き症候群」と呼ばれるように、仕事などをがんばりすぎて燃え尽きてしまうことです。

厚生労働省の「e-ヘルスネット」には以下のように書かれています。

バーンアウトシンドロームとは、それまでひとつの物事に没頭していた人が、心身の極度の疲労により燃え尽きたように意欲を失い、社会に適応できなくなること(厚生労働省 e-ヘルスネット)

1970年代、アメリカの精神科医ハーバート・フロイデンバーガーが論文で「バーンアウト」という造語を発表したのが初でした。

バーンアウトの症状

1980年代、アメリカの社会心理学者クリスティーナ・マスラックが、バーンアウトの3尺度から重症度を判定するMBI(Maslach Burnout Inventory)を提唱しています。

<バーンアウト(燃え尽き症候群)の尺度>
・情緒的な消耗感
・個人的達成感の低下
・脱人格化

情緒的な消耗感

バーンアウトすると、消耗感や疲労感が半端ないです。

ものすごい脱力感で仕事を辞めたいと思ったり・・・。

個人的達成感の低下

バーンアウトする人はもともと一生懸命仕事に取り組んできた人が多いです。

なのでバーンアウトすると仕事への達成感が著しく低下してしまいます。

脱人格化

脱人格化というのは他人に対して無情にふるまう非人間的な対応をとることです。

これにより「人を人と思わなくなる気持ち」が生じます。

これは自己防衛反応の一種で、それ以上消耗しないように人に対して思いやりのない対応をしたりするようになるのです。

シニシズム(冷笑主義)ともいいます。

まとめ

バーンアウトの症状として、「脱人格化」を覚えておいてください。

そして、心理的・精神的な症状はあっても、身体的な症状がないことも併せて覚えておきましょう。

つまり、体の痛みや身体機能の低下、失語症状などは起こりません。

バーンアウトしないために、まずはストレスコーピングです。

問題焦点型コーピングと情動焦点型コーピングがありましたね。

過去問

第32回 問題13

ストレス反応の1つであるバーンアウトの症状に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 理解と発話の両面での失語症状が生じる。
2 人を人と思わなくなる気持ちが生じる。
3 近時記憶の著しい低下が生じる。
4 視覚的な幻覚が頻繁に生じる。
5 他者との関係を強めようとする傾向が生じる。

1 理解と発話の両面での失語症状が生じる。
失語症状は生じません。

2 人を人と思わなくなる気持ちが生じる。
これが正解です。脱人格化が起こります。

3 近時記憶の著しい低下が生じる。
記憶の著しい低下は起こりません。

4 視覚的な幻覚が頻繁に生じる。
幻覚が頻繁に生じることはありません。

5 他者との関係を強めようとする傾向が生じる。
燃え尽きた人にこのようなことは起こりません。

第30回 問題13

バーンアウト(燃え尽き症候群)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 対人援助職に生じることは少ない。
2 援助対象一人ひとりの感情に配慮した行動をとりやすくなる。
3 極度の身体的疲労は示すが、情緒的問題では少ない。
4 個人の能力やスキル不足が主な原因であり、職場環境の影響は小さい。
5 仕事に対する個人的達成感の低下が生じる。

1 対人援助職に生じることは少ない。
間違いです。対人援助職に多く生じます。

2 援助対象一人ひとりの感情に配慮した行動をとりやすくなる。
間違いです。脱人格化により感情に配慮した行動がとれなくなります。

3 極度の身体的疲労は示すが、情緒的問題では少ない。
間違いです。情緒的問題が生じます。

4 個人の能力やスキル不足が主な原因であり、職場環境の影響は小さい。
間違いです。職場環境の影響も大きいです。

5 仕事に対する個人的達成感の低下が生じる。
これが正解です。マスラックの3尺度の1つが「仕事への達成感の低下」でした。

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