逸脱行動論

逸脱行動論 すぐ覚えられる各論
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社会から逸脱する逸脱行動論は、その理由によってさまざまな理論があります。
5種類見てみましょう。

社会緊張論

社会緊張論は、強い社会的圧力を受け、たまらず逸脱するという理論です。

この研究の代表はマートンの「アノミー理論」で、何らかの社会構造が特定の圧力を一部の人々に加えて逸脱行動を選択させていると考えます。

そして機能主義的見地から圧力の発生はその社会の文化的目標を目標達成に利用できる制度的手段との間に矛盾があることで発生すると論じています。

統制理論

統制理論は、他者と社会とのつながりが弱いから逸脱するという理論です。

文化学習理論

文化学習理論は、犯罪などは下位集団文化の中で学習され次世代へと伝承されるとする理論です。

ラベリング理論

社会集団は「これを犯せば逸脱となるような規則」を設け、それを特定の人々に適用し、彼らにアウトサイダーのレッテルを張る事で逸脱を生み出します。

つまり、逸脱が先にあるのではなく、レッテル貼りが逸脱を生み出します。

コンフリクト理論

資本主義社会における生産関係の矛盾から派生してくるものが社会的逸脱であるとする理論です。

過去問

第29回 問題21

ラベリング理論の説明として、正しいものを1つ選びなさい。
1 機能主義的な立場から順機能・逆機能、顕在的機能・潜在的機能といった概念を導入しつつ、逸脱や逸脱行動を説明する立場である。
2 地域社会にある文化摩擦に着目し、社会解体がその地域の犯罪などを生み出すとみる立場である。
3 資本主義社会における生産関係の矛盾から派生してくるものが社会的逸脱であるとみる立場である。
4 周囲の人々や社会統制機関などが、ある人々の行為やその人々に対してレッテルを貼ることによって、逸脱は作り出されるとみる立場である。
5 犯罪や非行などの社会問題は、下位集団文化の中で学習され、その文化を通じて世代から世代へと伝承されていくとみる立場である。

1 機能主義的な立場から順機能・逆機能、顕在的機能・潜在的機能といった概念を導入しつつ、逸脱や逸脱行動を説明する立場である。
これは社会緊張理論の説明です。
機能主義的立場というのがキーワードです。

2 地域社会にある文化摩擦に着目し、社会解体がその地域の犯罪などを生み出すとみる立場である。
これは社会解体論の説明です。

3 資本主義社会における生産関係の矛盾から派生してくるものが社会的逸脱であるとみる立場である。
これはコンフリクト理論の説明です。

4 周囲の人々や社会統制機関などが、ある人々の行為やその人々に対してレッテルを貼ることによって、逸脱は作り出されるとみる立場である。
これが正解です。

5 犯罪や非行などの社会問題は、下位集団文化の中で学習され、その文化を通じて世代から世代へと伝承されていくとみる立場である。
これは文化学習理論の説明です。

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