ウェーバーの支配類型と官僚制

4つの支配類型 すぐ覚えられる各論
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マックス・ウェーバーが提唱した支配類型について学びましょう。

ウェーバーについては、4つの支配類型に加えて4つの社会的行為も覚えてください。

社会的行為
ここではまず、「行動」と「行為」の違いについて理解し、ウェーバーの提唱した4つの「社会的行為」について学びましょう。余裕があれば、ハバーマス、パーソンズ、ゴッフマン、ブルデューについても知っておきましょう。ちょっと難しいで...

ウェーバーの支配類型

伝統的支配

昔からの伝統による信仰に基づく支配のことです。

合法的支配

正当な手続きにより制定された法に従うことで成立する支配です。

カリスマ的支配

カリスマとは「神の恩寵」という意味です。
特定の人物に備わった超自然的または超人間的な資質による支配です。
私のハンドルネームはカリスマ社会福祉士でした、そういえば。

官僚制による支配

官僚制は大規模組織や集団における管理・支配システムで、合理的・合法的権威で安定性を確立した組織です。

官僚制が行き過ぎると、臨機応変さに欠ける対応だったり、規則を守ること自体が目的になってしまったり、顧客のニーズに対応した行動が取れなかったり、といった状況に陥ります。

これを「官僚制の逆機能」といい、マートンが提唱しています。

過去問

第28回 問題15

ウェーバー(Weber,M.)の支配の諸類型に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1 合法的支配とは、ある私的な関係に限って認められたルールに基づく支配体制である。
2 官僚制による支配とは、権力者の恣意的な判断や決定による支配体制である。
3 カリスマ的支配とは、非日常的な資質の持ち主によって成立する支配体制である。
4 家父長制的支配とは、家業を遂行する経営的な能力に基づく支配体制である。
5 伝統的支配とは、過去に制定された法に基づく支配体制である。

1 合法的支配とは、ある私的な関係に限って認められたルールに基づく支配体制である。
合法的支配は、私的な関係に限って認められたルールに基づくのではなく、正当な手続きにより制定された法に従うことで成立する支配です。

2 官僚制による支配とは、権力者の恣意的な判断や決定による支配体制である。
官僚制による支配は、権力者の恣意的な判断による支配体制ではありません。
合理的、合法的な権威による支配です。

3 カリスマ的支配とは、非日常的な資質の持ち主によって成立する支配体制である。
これが正解です。

4 家父長制的支配とは、家業を遂行する経営的な能力に基づく支配体制である。
間違いです。
家父長制的支配とは、男子家長が資産と家族を支配する制度で、古代ローマの家族制度に見られます。

5 伝統的支配とは、過去に制定された法に基づく支配体制である。
間違いです。
伝統的支配は、過去の法に基づく支配体制ではなく、昔からの伝統による「信仰」に基づく支配のことです。

第32回 問題15

次のうち、ウェーバー(Weber,M.)の合法的支配の説明として、正しいものを1つ選びなさい。
1 伝統や慣習により正当化される支配
2 正当な手続きにより制定された法に従うことで成立する支配
3 支配者のリーダーシップや資質、魅力によって正当化される支配
4 絶対的な権力者が定めた法に基づいて行われる支配
5 少数の卓越した能力を持つ者たちによって行われる支配

1 伝統や慣習により正当化される支配
これは伝統的支配の説明ですので間違いです。

2 正当な手続きにより制定された法に従うことで成立する支配
これが正解です。

3 支配者のリーダーシップや資質、魅力によって正当化される支配
これはカリスマ的支配の説明ですので間違いです。

4 絶対的な権力者が定めた法に基づいて行われる支配
これは官僚制による支配の説明ですので間違いです。

5 少数の卓越した能力を持つ者たちによって行われる支配
これもカリスマ的支配の説明?でしょうか。
少なくとも、合法的支配の説明ではありません。

逸脱行動論
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