受験資格取得から合格までの道程
働きながら社会福祉士の国家資格取得を目指す方は、養成校で所定の単位を取得して卒業し、国家試験の受験資格を得てからその年の国家試験に合格するという流れになると思います。
働きながら養成校を卒業し国家試験に合格するのはとても大変なことです。
私自身、振り返ってみて、2年間もよくやったなぁと思います。
1年半という長期間、通信制の養成学校でレポート提出やスクーリングをこなして卒業にこぎつけた、と思ったら国家試験がすぐそこに。
私は社会福祉士養成所で5月から翌年10月まで、合計32本のレポートを提出し、さらに3日間×2回のスクーリングに出席して卒業し(実習は免除)、その年の国家試験に合格して社会福祉士となりました。
私が合格した第32回の国家試験は、もう少し試験日が遅かったら新型コロナウイルスの影響で中止になっていたかもしれないようなキワドイ日程でした。
緊急事態宣言に被らなくてホントに幸運だった・・・。
社会福祉士養成所 入学願書提出
3月ごろに入学願書を提出します。
入学資格を満たしているかどうかなどの資料を提出しなければなりません。
職場で承認をもらったりするので時間も手間もかかりますのでこの時点でウンザリしますが、ここからが始まりなので頑張りましょう。
ここから長い長い2年間がスタートします。
とにかくメンドウな手続きが多い・・・。
レポート提出
5月に晴れて入学できれば、まず乗り越えなければならないのは締切に追われてレポートを提出することです。
1年半で32本ものレポートを提出しなければなりませんが、1レポートあたり1200字にまとめて合格基準を満たした内容でなければなりません。
各学期ごとに締め切りが設定されていますので、余裕をもって取り組まないとシンドイです。
3カ月に1回くらいの頻度で5~6本のレポートをまとめて提出しますが、そのたびに締め切りに追われて、夜勤明けでフラフラになりながら、郵便局に滑り込んだり。
思い出したくない・・・。
スクーリング参加
年間を通してレポート提出に追われながら、年1回のスクーリングにも参加しなければなりません。
スクーリングは3日間カンヅメになってヘロヘロになりますが、とりあえず参加していればOKなので気力で乗りきります。
同じ社会福祉士を目指す仲間もできますので、悪いことばかりではありません。
一緒に社会福祉士を目指す同士としての、心強い仲間を見つけましょう。
真夏にクーラーの効きすぎた部屋に閉じ込められて地獄だった・・・。
卒業後
入学した5月の翌年10月に、晴れて卒業です。
この時点で2年間のうちの1年半が終了し、試験の存在は意識しつつも、なんとなく社会福祉士になった気でいます。
これは働きながら合格を目指す多くの人が陥る事と思いますが、養成校を卒業したことで満足してしまい、試験勉強が手につきません。
レポートの提出も終わり、スクーリングもこなし、無事に卒業できたとなって、気が緩んでしまうんです。
私もそうでした。
社会福祉士の資格取得が目的であったはずなのに、なぜか受験資格を得ただけでホッとしてしまって勉強が始められません。
たいへんな1年半だったので燃え尽きる人も多いかもしれません。
卒業した時点ですでに試験3カ月前なので、本来はすぐにでも試験勉強に取り掛からなければなりません。
実際、養成校でのレポートやスクーリングの内容は、ほとんど試験に役立ちません。
スクーリングでは受験対策講座のようなことを少しでもやってもらえると助かるのですが、全くそんな内容ではありませんし、レポートの設問は国家試験の出題範囲から出されますが、この時点ではほとんど忘れてしまっています。
なので卒業後にイチから試験勉強開始と認識しておいてください。
養成校在学中から少しずつ勉強を始めるのが本来なら良いのでしょうが、仕事をしながらなかなか出来る人は少ないと思いますし、私などは、勉強期間がどの程度必要かも把握していなかったので、かなり舐めていたと思います。
過去問を解き始めると、やっと焦ることができます。
全くわかりませんので。
受験申込もわすれるなー!
受験3カ月前から本番までの体験記は以下の記事「カリスマ社会福祉士の合格体験記」でご紹介します。
さいごに
働きながら社会福祉士を目指す人は、確かに日中に仕事をして疲れて帰宅して勉強、休日返上で勉強、私も夜勤明けで勉強とか、とにかく大変なのですが、それでも実際に仕事で経験していることが国家試験の勉強になっている内容もありますので、その点では福祉系大学や専門学校生よりは有利かもしれません。
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勉強のスタートは、「学習方法指南」から。
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