ソーシャルワークのグローバル定義

ソーシャルワークのグローバル定義 ソーシャルワークの展開
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2014年「ソーシャルワークのグローバル定義」採択

ソーシャルワーク専門職のグローバル定義は、2014年7月にメルボルンでの国際ソーシャルワーカー連盟総会および国際ソーシャルワーク学校連盟総会において採択されました。

この定義では中核概念を説明し、ソーシャルワーク専門職の中核となる任務・原則・知・実践について詳述するものであるという注釈がつけられています。

2015年には社会福祉専門職団体協議会と日本社会福祉教育学校連盟が協働で日本語に訳しました。

2015年「ソーシャルワークのグローバル定義」日本語訳

ソーシャルワークのグローバル定義の日本語訳の一部を以下に掲載します。

ソーシャルワークは、社会変革と社会開発、社会的結束、および人々のエンパワメントと開放を促進する、実践に基づいた専門職であり学問である。社会正義、人権、集団的責任、および多様性尊重の諸原理は、ソーシャルワークの中核をなす。ソーシャルワークの理論、社会科学、人文学、および地域・民族固有の知を基盤として、ソーシャルワークは、生活課題に取り組みウェルビーイングを高めるよう、人々やさまざまな構造に働きかける。
この定義は、各国および世界の各地域で展開してもよい。

以上を踏まえて過去問を見ていきましょう。

過去問

第29回 問題92

「ソーシャルワークのグローバル定義」(2014年)におけるソーシャルワークの中核をなす原理として、正しいものを1つ選びなさい。
1 個人的正義
2 集団主義
3 自民族中心主義
4 自己責任
5 多様性尊重
(注)「ソーシャルワークのグローバル定義」とは、2014年7月の国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)と国際ソーシャルワーク学校連盟(IASSW)の総会・合同会議で採択されたものを指す。

「社会正義、人権、集団的責任、および多様性尊重の諸原理は、ソーシャルワークの中核をなす」とありますので、選択肢5が正解です。

第30回 問題92

「ソーシャルワークのグローバル定義」(2014年)におけるソーシャルワーク専門職の中核となる任務として、正しいものを1つ選びなさい。
1 人々のエバリュエーション
2 技術開発の促進
3 自民族中心主義の促進
4 自己変革の促進
5 人々のエンパワメントと開放
(注)「ソーシャルワークのグローバル定義」とは、2014年7月の国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)と国際ソーシャルワーク学校連盟(IASSW)の総会・合同会議で採択されたものを指す。

1 人々のエバリュエーション
エバリュエーションは評価の意味なのでおかしいです。

2 技術開発の促進
技術開発の促進ではなく「社会開発の促進」ですので間違いです。

3 自民族中心主義の促進
自民族中心主義はありえません。

4 自己変革の促進
自己変革の促進ではなく「社会変革の促進」です。

5 人々のエンパワメントと開放
これが正解です。

第31回 問題92

「ソーシャルワークのグローバル定義」(2014年)に関する次の記述のうち、適切なものを2つ選びなさい。
1 定義は、各国および世界の各地域で展開してもよい。
2 中核となる原理の一つに画一性の尊重がある。
3 セラピーやカウンセリングを含めず実践する。
4 複数の学問分野をまたぎ、その境界を越えていく。
5 経済成長が社会開発の前提条件になるとされている。
(注)「ソーシャルワークのグローバル定義」とは、2014年7月の国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)と国際ソーシャルワーク学校連盟(IASSW)の総会・合同会議で採択されたものを指す。

1 定義は、各国および世界の各地域で展開してもよい。
正しいです。
そのように訳されています。

2 中核となる原理の一つに画一性の尊重がある。
画一性の尊重はあり得ません。
多様性の尊重ですね。

3 セラピーやカウンセリングを含めず実践する。
これま明らかに間違いです。

4 複数の学問分野をまたぎ、その境界を越えていく。
正しいです。

5 経済成長が社会開発の前提条件になるとされている。
経済成長が社会開発の前提という考えはおかしいです。

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